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『 旅行会社のためのITなんでも救急箱 』2019.2.28

                    日本システム開発(NSK)

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「Microsoft Windows7」 サポート終了とそのリスク
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日本システム開発<NSK>の山田です。

旅行業界では業務を円滑に進めるために、パソコンや各種システムが欠かせません。
既にご存知の方も多いかもしれませんが、パソコンのOS「Windows7」の延長サポートが
終了します。
延長サポート期限が2020年1月14日となっており、最新のOSを搭載したパソコンに
乗り換える必要があると思われます。
なぜ、Microsoftの延長サポートが終了してしまうと、パソコンやOSを換えないと
ならないのでしょうか?

 

Microsoftのホームページでは下記のように書かれています。

マイクロソフトでは、製品の発売以降に発見されたプログラムの不具合や
セキュリティ上の問題点を修正するため、セキュリティ更新プログラムを提供しています。
ウイルスなどの悪質なプログラムは、こうした問題点利用するため、
コンピューターを安全にお使いいただくには、セキュリティ更新プログラムを定期的に
適用することが重要です。
マイクロソフトの延長サポートが終了すると、このセキュリティ更新プログラムの提供が
行われなくなり、セキュリティ上、たいへん危険な状態になります。
できる限りサポート期限に余裕のある、最新のOSを搭載したパソコンを使うようにしてください。

 

サポート終了後のOSを使い続けることによるリスク
・マルウェアへの感染
・未知のウイルスによる被害
・フィッシング詐欺
・なりすましの被害
・個人情報 漏えいの危険性

 

何だか、Microsoftの商売に乗せられているようにも感じてしまいますが…
リスクとして上げられているモノは、一度でも被害にあってしまうとお客様からの信用を失墜し、
場合によっては事業の継続に影響を及ぼすことも考えられます。

JNSA(日本ネットワークセキュリティ協会)による2017年度のセキュリティインシデント報告書では、
インシデント件数386件と報告があり、想定損害賠償総額1,914億円(!)ともあります。
被害にあわれた会社がセキュリティを怠っていたかというと、そんなことはなく、
上場企業も含まれ、高いレベルでのセキュリティを講じていたと推測されます。

Microsoft社がリスク(一般的に「セキュリティホール」と呼ばれています)があります!
と言われていることに耳を傾ける必要があるではないでしょうか?

直近では、Windows10のパソコンの入手に時間がかかっているとも聞こえてきています。
Windows7のパソコンをご利用の皆様は早急な検討と対処が必要であると思われます。

最新のOSに変更する事は勿論ですが、セキュリティソフト(ウィルスソフト)の導入も
忘れないようお願いします。

参考:JNSA(日本ネットワークセキュリティ協会)
   『2017年度のセキュリティインシデント報告書』
https://www.jnsa.org/seminar/2018/0612/data/A1-2incident.pdf

━━━━━━━━━━━━+ 編集後記 +━━━━━━━━━━━━━

こんにちは。 日本システム開発 藤原です。

本題にもありますがWindows7のサポート終了まで1年を切りました。
WindowsXPのサポート終了がつい最近のことように思えて「もうサポート終了なの?」と思って調べたら
2014年4月9日のことでした。XPとお別れしてもう5年近く経つのですね。
(もちろん間に8や8.1というOSもありましたが・・・)

そこで思い起こされるのが2014年時も起こったパソコンの在庫不足。
折しも日本では4月からの増税や企業の年度末決算もが重なった駆け込み需要もあり、
供給が追い付かず「買ったパソコンが届かない!」などのトラブルが相次ぎました。

そして、偶然にも?今回も10月に増税が予定されています。
増税前、夏頃までに買えばいいや・・・と考えている方も多いと思いますが、
その時になってまた慌てないで済むように
前回の教訓を生かし少しでも早めに動かれることをお勧めします。

ありがとうございました。

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